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  3. 新型コロナが全国で再び増加 厚労省、高齢者施設の4回目接種の加速に注力

新型コロナウイルスの新規感染者数が再び増加に転じ、厚生労働省は警戒感を一段と強めている。【Joint編集部】

対策の柱の1つが、高齢者施設の入所者らに対する4回目のワクチン接種だ。後藤茂之厚労相は6月30日の専門家組織の会合で、「高齢者施設での4回目接種の着実な実施が極めて重要。できるだけ早い段階で希望する全ての入所者が接種を受けられるように取り組む」との意向を示した。

「全国的に上昇傾向に転じた。傾向は加速しつつあり、今後しばらく続く可能性がある」。専門家組織の脇田隆字座長(国立感染症研究所長)は30日夜の会見でこう述べた。

専門家組織の分析によると、足元で新規感染者数が増えている要因としては、時間が経ってワクチンの効果が減弱してきていること、人流が活発になっていることなどがある。新たな系統の「BA.5」など、感染がより広がりやすいオミクロン株の影響も指摘されている。



厚労省は既に、高齢者施設での4回目接種の進捗状況を把握するための調査を開始した。今後、その結果も公表しつつ現場を後押しする施策を展開していく方針だ。

脇田座長は会見で、「高齢者施設ではクラスターも生じる。入所者の重症化予防のために4回目接種を加速すべき」と強調。有事の医療提供の体制整備も含め、高齢者施設への支援を更に徹底するよう促した。
提供元:介護のニュースサイトJoint

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